近況報告。
えーと、今Isaiahについてのterm paperを書く準備をしてます。
とりあえずシラバスに載ってたreferenceから良さげな本を図書館で借りてきて、カンタンそうな奴から片付けている途中。
テーマは教授からいくつか指示されていて、そのうちのどれかから選ぶ形になるんですが、social ethicsということに関係させて、『「真の」愛国者=預言者としてのイザヤ』というテーマで書こうかな、なんて考えてます。
愛国っていうとね、なんつうか、きな臭いといいますか、物騒なイメージもしなくもないんですが。
僕がここでイメージしてる愛国は、nationalismでもchauvinismでもなくて、もう少し素朴なpatriotismですね。
っていうか、まだnation statesが存在しないんだから、nationalismになるわけないっていう。
人間は自分が生まれてきた時代とか社会とかから逃れる事が出来ないのですけども、そのことは決して自分の置かれた状況を安易に肯定することには繋がらないということ。
言い換えると、自分の置かれている状況を全面的に肯定することによって自己肯定感を得ようとするエセ右翼(宮台真司による造語)とは違って、そのような状況に「置かれている」ことの意味を積極的にとらえて、自分の生のすべてをもって「あるべき社会」の姿を照射しようとする生き方こそ、危機の時代の「真の」愛国ではなかろうか・・・
・・・ってなことが今考えていることです。
ま、資料の読み込みをしていくなかで、ガラッっと変わるかもしれませんけどね〜。
- 作者: 姜尚中
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