ある日常。

コーヒーを一杯飲んで、家を出る。
今朝の風は少し涼しい。
相変わらず真っ青に晴れ渡った空。
i-podからはTOEFLのlistening materialが流れている。


途中のコンビニエンス・ストアでチョコレートを二つ買う。
勉強で疲れたときの栄養として。$2と少し。


広々とした大学の中庭を斜めに横切るようにして、大学構内へと入る。
いつもの勉強スペースへ。
そしていつもの机へ。


荷物を置いてから、しばらく音楽を聴いている。
気持ちが「勉強モード」に切り替わるまでの、ちょっとしたエンタテイメント。
reading, vocabulary, reading, vocabulary, reading...この繰り返しで午前が終わる。


大学構内のcafeteriaでパンを二つ買う。
いつも同じ時間に来るから、店員さんも僕の顔を覚えてる。
もっと英語がスラスラ出てきたらと思う。


午後もreadingから。
スラスラとは行かないけれど、少しはまともに読めるようになってきた。
一通りreading materialを片付けてから、vocabulary materialの音読。
scriptを見ながら声に出して読んでいると、このときだけnativeに近づいた気分になる。


そろそろ15時。
授業の終わった友達がちらほらとやってくる。
つたない英語での会話。
もどかしさを感じるけど、自分の進歩も感じる時。


コーヒーをもう一杯飲んでから、机に戻る。
vocabularyは、本当にきりが無い。
気分転換にwriting materialを読む。
sample scriptsを読んで、内容の下らなさと、その下らない例文すらまだまともに書けない自分を思う。
午後もvocabularyやらidiomやらで終わった。


友達の一人が「まだ勉強するの?」と言った。
僕は何も言わずに笑って応えた。


大学を出たのは夜七時。
大学からの帰り道、BUMP OF CHICKENの『ロストマン』を聴いていた。

状況はどうだい?
僕は僕に尋ねる
旅の始まりを 今も思い出せるかい?
選んできた道の正しさを 思った
ロストマン


まだ、空は明るい。
夕暮れにはまだ早い少し青さの抜けた空の下、今日もいつもの道を帰る。
夕食を食べたら、少しだけwritingをやろう。


ロストマン/sailing day

ロストマン/sailing day