「自殺を防ぐため、私たちにできることは」

毎度ながらの「不機嫌な日常」さんからの転載でございまする。 
なお、黒字強調はワタクシによるものです。

【連合通信社・情報懇話会21】第 166回例会のご案内

 *テーマ 「自殺を防ぐため、私たちにできることは」

        −−成立した「自殺対策基本法」を活かすために−−

 *日 時 (2006年)8月4日(金)午後6時30分から

 *講 師 清水 康之氏(自殺対策支援センター・ライフリンク代表)

 *会 場 港区立商工会館(東京都産業貿易会館6階)
       (東京都港区海岸1−7−8/JR浜松町駅から徒歩7分)

 *参加費  1,000円
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 自殺者が1998年から8年連続で3万人を超え、若年者の自殺も相次ぐなど大きな
社会問題になっていますが、6月15日に超党派議員立法による「自殺対策基本法
が成立しました。
 法律の目的は「自殺の防止を図り、あわせて自殺者の親族等に対する支援の充実
を図り、国民が健康で生きがいを持って暮らすことができる社会の実現に寄与する
こと」。

 ●自殺は個人的問題ではなく「社会的な要因」があると画期的な位置づけ

 内容が画期的です。自殺を個人的問題としてのみとらえるべきものではなく、そ
の背景に様々な社会的要因があると位置づけ、自殺対策を社会的な取り組みとして、
国や地方自治体、事業主、国民のそれぞれの責務を明らかにすると同時に、自殺対
策に取り組む民間団体などと連携しなければならないことも定めています。

 ●法律制定に貢献したNPO代表、清水氏は元NHKディレクター

 法律制定に大きな力となったのは、市民運動でした。今春、自殺対策に取り組む
各地の市民団体が中心となって署名運動を実施したところ、目標3万が1カ月半で
10万筆を超えてしまい、この署名が法制化を大きく後押ししました。
 情報懇話会には、法律制定に大きな役割を果たした市民団体「ライフリンク」代
表の清水氏をお招きします。NHKの番組ディレクターとして、親が自殺した遺児
を1年がかりで取材し、クローズアップ現代「お父さん死なないで」を制作しまし
た。
「自殺は負け犬」という社会の偏見に追い詰められている彼らをを見て、2年前にNHKを退職し取材の現場から市民運動に飛び込みNPO活動を始めた、希有な方です(東京都出身の34歳。国際基督教大卒)。
 当日は、ビデオも上映します。清水氏の話をぜひ、聞きにきて下さい。

 連絡先=連合通信社(電話03-3454-1105)