occupational prophet?
レポート書いてました。
議論のなかで、「預言者イザヤは職業的預言者ではない」みたいなことを言いたくて、なんていうんだろうかって調べてたんですけども、occupational prophetと書きました。
合ってるんでしょうかね?
渡辺善太が「教会というところは常に偽善者を生み出す所である」という、皮肉というか、本質をついたというか、彼らしい文章を残していますけれども、「言ってること」と「やってること」の乖離が最も激しい分野の一つが宗教であることには間違いはありません。
「最古の情報産業」とも言われる宗教というフィールドにあっては、その情報操作の「テクニック」も、その歴史の分、膨大な蓄積なのでしょう(マスコミュニケーションと宗教の親和性が高いことには、こういった点も関係しているのかもしれません)。
けれども、そういったどちらかというとマーケティング事業に近い、産業としての宗教が吐き出す言葉は、たいがいが流行への過敏症からもたらされる一過性のものでしかなく、時代が変われば消えてなくなってしまいます。
偽善者をどれだけ生み出すにせよ、ほんとうの宗教の本質には、人間を解放し、生き生きと生きる事を得させるなにかがあることは否定しようの無い事実です。
その本質はまだ汲み尽くされていないばかりか、どうも僕らは周縁的なことがらばかりが気になってしまっているように思います。
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