本ベスト3。

はてなエスチョンネタ。

皆さんが読んできた本の中で、最もためになった(血肉と化した)本 ベスト3を教えてください。

http://q.hatena.ne.jp/1178089263


「血肉と化した」というのが重要ですね。
「おもしろかった」というのとは違う重みがあります。

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)

社会学の必読文献のなかで始めてきちんと読み通したもの。
社会科学の本でワクワクする体験をしたのは、この本が初めてでした。
ここから、僕の社会学フリークの遍歴が始まっています。
名著とは読者とのその時々の対話を可能にしてくれるものだと思います。
読むたびに新しい視点が与えられます。


社会学的想像力

社会学的想像力

学問を志す者、いやすべての真剣な仕事に従事している者の「倫理」とその気迫を初めて教えてくれた著作。
付録として書かれている『知的職人論』は、学者だけでなく、ことばを仕事としている者にとって必読。


中型聖書 - 新共同訳NI53

中型聖書 - 新共同訳NI53

最後にひかえめですが。
「み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。」(詩篇119:130、口語訳)という経験は何にも替えがたいものがあります。


追記:

忘れられた日本人 (岩波文庫)

忘れられた日本人 (岩波文庫)

これもはずせないねー。
普通の人々の、普通の暮らし。
それが歴史を作る。
忘れられていく僕らの日常の中に、明日を形作る何かがあるということ。