はじめての教会。

■今日は、教会に初めて行ったときのことを書こう。


教会なんて、行ったことある人いますかね。
もちろん僕はあるんですけど。
大きな街には結構ありますね、教会。
でも、そこで何してるのかは、多くの人が知らない。
結婚式をやってる、ということくらい??


教会のイメージって、どんなもんだろう。
ステンドグラス?十字架?マリア像?
はたまた、ドラクエで生き返らせたりセーブしたりするところ?
イメージが湧かないっていうのが、正直なところじゃないでしょうかね。
ましてやそこに人が居て、何かをしてる、なんていうイメージなんて。
わかんないからこそ、恐れや期待(はずれ)が沸き起こるなんてことはありますね。


■僕が教会に初めて行ったのは、高校二年生の冬(たぶん)。
あるきっかけがあって、キリスト教に近づいていった僕は、だんだんと「教会に行ってみたいな」と思うようになってですね。
でも、地元の町(「街」じゃなくて)には教会なんていうものは無くて。
「タウンページ」で探しましたよ、どこにあるか。
いくつか住所をひかえて、探索の旅へ。
隣町まで自転車を30分くらいこいで出かけました。


「へー、こんなとこにあったんだ・・・。」っていうのが正直な感想。
隣町はちょくちょく出かけていたし、昔そこから引越してきてたこともあって、割と詳しいと思ってましたけど、全然でしたね。
いくつか目ぼしいところを見つけて、その回は終了。


いくつかの候補の中から「良さげ」所を選ばなけりゃならんわけですが、どうもこうも「基準」がわからん。見た目だけだし。
で、キリスト教放送局 日本FEBCのパンフレットを引っ張り出してきて、裏に書いてある「支援教会一覧」っていうところを見てですね。
「とりあえず、ここに載ってるとこなら大丈夫かな」と。
残念ながら目星をつけた教会はそのパンフレットには無かったんで、「教団」で見てったら、「日本ホーリネス教団」ちゅうのがあって。
目星をつけたいくつかの教会の中に、そこに所属してる教会がありました。
「ここでいいかな」
こんな感じで決めたわけです、行くとこ。


行く前日にその教会に電話して。
「あのー、明日行きたいんですけど。何時からですか?」
こんな感じ。


■まー、緊張しましたね。最初行く時は。
で、そこで「礼拝」をやってるわけですけども、これまた初体験なわけですよ。
勝手がわからんと。
先述したFEBCで礼拝番組もやってるんで、内容は知ってましたけどね、聴いて。
でもやっぱり、そこに居るのは勝手が違うというかね。
なんだかよく分からん内に時間が過ぎて、終了ー、という感じだったような。
で、終わりの時に「新来者がいらっしゃいます」みたいな感じで、呼ばれてですね。


そんなこんなで、なんだかよく分からんうちに終わった初めての教会体験でしたけど、「あ、またここ来よう」と思いましたね。別のとこじゃなくて。


■誤解を生むかもしれませんが、別に何をやってるわけでも無いんですよ、教会って。
讃美歌歌って、お祈りして、聖書のハナシ聴いて。たまにパンとぶどう酒食べて。
それだけって言えば「それだけ」なんですわ。


「それだけ」のところ。
「特別なこと」があるわけでもないし、「特別なひと」がそこにいるわけでもない。
「普通のこと」がそこにはあるし、「普通のひと」がそこには座ってる。
そういう「それだけ」の所が、僕を含めた多くの人にとって、「特別」の所になってる。
その不思議。
その「不思議」とは何かを、ぜひとも教会に行って感じてもらいたいなぁ、と僕は思うわけです。