現代思想とキリスト教

現代思想の源流 (現代思想の冒険者たちSelect)

現代思想の源流 (現代思想の冒険者たちSelect)

デカルト以来の近代合理主義を批判するかたちで始まった現代思想の成果を、神学はどれほど消化吸収しているのかは、まだまだ勉強不足。
一応の理解としては、ポストモダニズムは「なんか毛嫌いされてる」という印象だけ。
近代批判は、つきつめるとプロテスタンティズム(の成果)の批判につながるからかもしれない。
というか、近代思想を結果的に生み出したプロテスタンティズムは、その点からだけすれば、やっぱり「異端」だよなーと思う。
プロテスタントにとって現代思想の吸収は、そぎ落としてきたものをもう一度拾い集める行為のような感じなのかもしれない。


近代の批判者であったニーチェが、プロテスタンティズムに批判的だった一方でカトリシズム(が優位であった文化)に好意的だったのは興味深い。