Sermon on the Mount 二日目。

何とか頑張って授業に付いていっているつもりです。
あいかわらず話す方はグダグダですけど。
質問に答えたつもりが、「きょとーん」とされるという繰り返し。
いろんな意味でがっくりきますわ。


「山上の垂訓」だけを学ぶ授業なので、比較的ゆっくり授業は進んでいます。
その分、こころの深い所で応答しつつ学べているような気がします。
というか、そういう「応答」を迫ってくるのがイエスの教えなんですよね。
この種の問いにはものすごく苦しい瞬間があるのは確かですが。


今日で5章が終わりました。
5章には性の問題や結婚に関する問題が含まれています。
離婚経験のある方も授業に参加しておられて、非常に(良い意味で)濃い内容になりました。


僕が「イエスは人間のことを本当によく知っているな」と感じるのは、性や結婚といった課題を避けていないことにもあります。
「宗教」というとどこか別次元のお話というか、清浄な世界のおとぎ話のように響きますけども、イエスは人間の人格のきわめて深い部分と密接に関わる課題(ここでは性)に正面から向き合っています。
そして彼の姿勢の真っ直ぐさは、私たちの斜に構えた姿勢の欺瞞性をさらけ出します。


僕自身、この種の課題にはまだまだ「答え」が見出せないでいますけども、「イエスのまなざし」を獲得するべく、しばらく問いのなかに身をおき続けたいと思います。