「である」こと、「する」こと。行為者の実存の問題。メモ。

幸福を説く者が幸福であるとは限らない。
しかしながら、他者を幸福にしうる者は、本質的には、当人が幸福でなければその務めを果たしえない。
幸福でない者が、職務として、幸福を語らねばならないことほどの苦痛はない。

希望を説く者が希望にあふれているとは限らない。
しかしながら、他者に希望を与えうる者は、本質的には、当人が希望に生きているのでなければその務めを果たしえない。
希望を持たない者が、職務として、希望を語らねばならないことほどの苦痛はない。

感情労働者としての牧会者。